指掛け交換&C管紹介
今回はC管の1番管トリガーの指掛けを交換しました!
U字型フックからリングに交換します!
リングはYAMAHAのYTR-8335R用ので、台座も洋白。塗装・メッキ無しの状態で4つ注文したのを使います。既に一つはアーリーエルク37Gに装着してあり、残り2つはBachのコルネット184ML用と予備で用意しました。
フック型とリング型の個人的主観による印象ですが、フックはオープンなアメリカンサウンドでリングはまとまりのあるフォーカスされた音色になる印象があります。
今回カスタムするC管は既に色々と手が入っているのですが、かなりアメリカンなオープンサウンドで使える場が限られているのが嫌で(笑)
リングにする事でのスライドの操作性向上と音色・吹奏感の変化を目的としてます。
完成!
今回も綺麗にハンダ付けできました!
メッキ楽器のハンダ付けって難しいんですよ・・・
指掛け交換により、狙い通り音のまとまりと音粒の均等感が強くなりました。
その反面、音のエッジが強めになってしまったのでピストン周りのパーツを見直してバランスをとりました。(結果、BUZZのパーツでほぼ固まりました)
以前よりもクセの無いC管になり吹きやすい!
音程もより取りやすく、音色の幅も広がったように感じました。
C管は設計の問題か、基本的に音痴で吹奏感にバラつきがあり、古今東西多くの奏者と技術者がより良いC管を求めて試行錯誤が続いています。
Bachはベルとパイプとボアサイズの組み合わせで多種多様なモデルが存在します。
私のC管はマローンパイプと言うレアアイテムがインストールしてあります。
YAMAHAのアーティストXENOモデルでは標準装備となっているマローンパイプですが、昔はボブ・マローン本人がカスタムパーツとして販売していました。
私のC管についているのはYAMAHAではなくボブ・マローンオリジナルの「MC1A」。Bachの25Aパイプをモデルに制作されたパイプです。C管のマローンパイプと言うとYTR-9445CHに使われている三重管タイプが一番有名ですね!
そもそもこのC管、ジャンクで買いました(笑)
なんと7万円!!!
購入当時のスペックは22万番台C180ML/229G/25Hでしたが、25Hパイプが割れていて使い物になりませんでした(笑)
こんな風に割れちゃうんですね・・・!
マローンパイプは、学生の頃にこのパイプがインストールされたC管C180L/239/MC1Aを購入しました。
マローンパイプ目当てで試奏もせずにネットで買ったんですが、僕には合わず非常に悩まされました・・・(笑)
と言う訳で、元から持っていたC管からMC1Aパイプを229Gに移植し元のC管239にはノーマルの25Cパイプを購入してインストールしました。
C180ML/229G/MC1A
C180L/239/25C
結果的に大成功で、229GとMC1Aの相性は良い感じでピストンパーツなどのカスタムでより良いC管になりました!
元から持っていた239も25Cパイプと相性抜群!
いわゆるBachのC管標準の組み合わせなので合わない訳がありませんね(笑)
239はセッティングもほぼノーマルです。
ちなみにパイプ交換の時にMC1AにはセミアーリーエルクハートBachの尾ひれ付き指掛けを付けました。
この二本を使い分けていましたが、229Gのリング指掛け交換により229Gを多用していきそうかも???
早く演奏で使いたいなー!!